
日本にとって大一番となったアウェイのサウジアラビア戦は、スタジアムに集まった観客の大歓声で幕を開けた。 ゲームは立ち上がりからハイテンポの展開となった。サウジアラビアが積極的にボールを前へ付けていく姿勢を見せ、自然とゲームのテンポは上がっていく。ただ、アウェイのサポーターに囲まれた異様な雰囲気の中でも日本はしっかりと対応。反対にサウジアラビアのパスがズレた場面では一気にショートカウンターでゴールに迫る場面を作っていった。 そんな展開の中で最初にチャンスを作ったのは日本。6分、ゴールまではやや距離はあったが、敵陣でボールを持ったMF柴崎岳が迷いなく右足を振り抜く。GKのセーブにあったが、不規則な軌道のボールは枠を捉えていた。反対に13分にはFKからピンチを迎えたが、サウジアラビアのDFマードゥのヘディングシュートはGK権田修一が正面で対応した。 時間の経過とともにゲームは落ち着くかと思われたが、20分過ぎでもハイテンポは継続。サウジアラビアがサポーターの声援を背に前がかりに出続けてきた。 それに対して日本も強度を落とすことなくプレーを続けると、29分には決定機が日本に訪れる。DF長友佑都がブロックしてこぼれたボールをMF鎌田大地がダイレクトでスルーパス。しかし、完璧に抜け出したFW大迫勇也のシュートはGKアルオワイスに防がれた。さらに37分には右サイドのDF酒井宏樹からアーリークロスが上がってくると、大迫がGKの前で上手く合わせるもシュートは枠を外れた。 後半もサウジアラビアの出足の良さと勢いは落ちない。一段とボリュームの増した歓声を背に開始早々からゴールへと迫ってきた。 そして50分には最大のピンチを迎える。柴崎が自陣で奪われ一気にゴール前まで運ばれると、最後はFWガリーブに決定的なシュートを打たれる。しかし、ここはGK権田修一が左足を伸ばしセーブ。失点を覚悟したシーンで日本の守護神が大きな仕事をした。 互いの強度と集中力が落ちずに一進一退の攻防が続いた中、71分に大きな落とし穴が待っていた。相手に寄せられた柴崎がハーフライン付近から最終ラインにバックパスを送る。しかし、これが吉田の足元から大きくズレ、FWアルブレイカンの前へ転がる。ここから独走を許し、GKの股を抜くシュートを左足で流し込まれた。 その後は交代選手を使いながら何とか同点を目指したが、最後まで1点が遠かった日本は0-1で敗戦。まだ3試合を終えただけではあるが、日本はすでに2敗。サウジアラビアとの勝点差は『6』に開くこととなった。
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