豊田合成は、車の軽量化に寄与する「新構造カットオフバルブ」を開発した。本製品はトヨタ自動車から発売された新型ランドクルーザー(中東地域などの一部仕様)に搭載されている。
写真:新構造のカットオフバルブ
カットオフバルブは燃料タンクを構成する樹脂部品で、タンク内の温度が高まり気化したガソリンを排出することで、気圧の上昇※を防ぐ。特に気温の高い中東地域や気圧の低い山岳部では、ガソリンが気化しやすいため、高い通気性能が必要。
今回開発したカットオフバルブは、構造の工夫により通気性能を高めることで、車両に複数使用されている搭載数を削減、燃料タンク全体としての軽量化に貢献している。車両の環境性能向上に寄与したことが評価され、トヨタ自動車から新型ランドクルーザーの技術開発の部で「プロジェクト表彰」を受賞した。
※タンク内の気圧が高くなりすぎるとタンクの破裂に繋がる懸念がある。
■カットオフバルブの役割
液状のガソリンの「密閉」と、気化したガソリンの「通気」という相反する機能の両立が求められる。
からの記事と詳細 ( 豊田合成:トヨタ新型ランドクルーザーが新構造の燃料タンク部品を採用 - MotorFan[モーターファン] )
https://ift.tt/3kY1nyX
No comments:
Post a Comment