豊田合成は、車の軽量化に寄与する「新構造カットオフバルブ」を開発。同製品はトヨタ自動車の新型『ランドクルーザー』(中東地域などの一部仕様)に搭載されている。
カットオフバルブは燃料タンクを構成する樹脂部品。タンク内の温度が高まり気化したガソリンを排出することで、気圧の上昇を防ぐ。特に気温の高い中東地域や気圧の低い山岳部では、ガソリンが気化しやすいため、高い通気性能が必要となる。
今回開発したカットオフバルブは、構造の工夫により通気性能を高めることで、車両に複数使用されている搭載数を削減。燃料タンク全体としての軽量化に貢献している。このカットオフバルブは、車両の環境性能向上に寄与したことが評価され、トヨタ自動車から新型ランドクルーザーの技術開発の部で「プロジェクト表彰」を受賞した。
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