東京五輪男子サッカーは、31日からノックアウトステージが幕を開ける。茨城カシマスタジアムでの一戦では、グループAを首位通過しているU-24日本代表とグループBを2位で通過したU-24ニュージーランド代表がベスト4進出を懸けて激突する。 日本代表は、グループAを3連勝と最高の形で突破を決めた。初戦でU-24南アフリカ代表を1-0、第2戦目のU-24メキシコ代表を2-1で下し、そして第3戦目では、U-24フランス代表を今大会最多4得点で快勝。盤石な戦いぶりでベスト8進出を決めて、悲願の金メダルへの期待感も高まっている。 特にグループステージの全3試合で先制点を決めているMF久保建英は、期待通りの存在感で予選突破の立役者になってきた。グループステージ以上に厳しい戦いが待ち受けるノックアウトステージでも好調ぶりをキープし、日本をメダル獲得に導けるか。国民から背番号7にかかる期待は大きい。 また怪我で離脱していた選手たちが続々と復帰していることも朗報だ。フランス戦で今大会初先発を飾ったDF冨安健洋は、怪我で2試合欠場していたものの、第3戦目でようやく今大会初出場。無失点に貢献して好パフォーマンスを披露している。 また怪我で出遅れた上田も、初戦からの2試合途中出場が続いていたが、フランス戦で今大会初先発。前半の2得点を呼び込む強烈なシュートや3点目の鮮やかな崩しに絡んだポストプレーなど持ち味を発揮し、コンディションも上向き。決勝トーナメントでの活躍が楽しみな存在だ。 懸念材料は、オーバーエイジのDF酒井宏樹が累積警告で出場停止となる右SBのポジションだ。攻守で絶大な存在感を放っていた背番号2の穴は、痛いが、代役候補として期待されるDF橋岡大樹もフランス戦で途中出場から今大会初出場を果たし、アグレッシブなドリブル突破や高精度のクロスでチャンスメークし、状態も良さそうだ。 対するニュージーランド代表は、初戦でU-24韓国代表を1-0で撃破したものの、その後はU-24ホンジュラス代表に2-3と逆転負け、第3戦目もU-24ルーマニア代表にスコアレスドローと2試合勝利なし。それでもグループBを1勝1分1敗でルーマニア代表と並びながらも得失点差で上回り、ベスト8進出の切符を掴んでいる。 その中で警戒すべきは、今大会でチーム最多の2ゴールを決めているFWクリス・ウッドだ。オーバーエイジとして参加している29歳は、世界最高峰のプレミアリーグで活躍し、昨シーズンにバーンリーでは12ゴールを記録しているクラブのエース。長身を生かした空中戦の強さやポストプレーと強みがわかりやすい屈強なストライカーは、ニュージーランド代表でも明確なターゲットマンとしてストロングポイントになっているだけに、吉田・富安の両CBにはこれまで以上のタフさが求められる。 果たして日本は、ニュージーランドを退けて2012年ロンドン五輪以来のメダルへの挑戦権を勝ち取れるか。
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