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Saturday, June 12, 2021

NY円、反落 1ドル=109円60~70銭、米長期金利の上昇受け - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=川内資子】11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=109円60~70銭で取引を終えた。米長期金利がひとまず下げ止まったのを受け、日米の金利差縮小の観測がやや後退し円売り・ドル買いが優勢となった。

米債券市場で、このところ低下が続いていた長期金利は11日早朝に一時1.42%と約3カ月ぶりの低水準を付けた。ただその後、米長期金利が上昇するのにつれて、円売り・ドル買いが優勢となった。11日発表の6月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が市場予想を上回って上昇したのもドル買いを促した。

ただ、15~16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたい市場関係者は多く、円売り・ドル買いを積極的に進める動きは限られた。FOMCでは金融政策の据え置き決定が予想されるが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が量的緩和の縮小を巡る議論開始についてどのような発言をするのかが注目されている。

円の安値は109円84銭、高値は109円56銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=132円75~85銭で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)の前日の理事会を受けて、ユーロ圏の金融緩和の長期化観測が強まったことによるユーロ売りが続いた。

ユーロはドルに対して続落し、前日比0.0065ドル安の1ユーロ=1.2105~15ドルだった。一時1.2093ドルと5月半ば以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。ユーロ圏で緩和的な金融政策が続くとの見方に加え、米長期金利の上昇がユーロ売り・ドル買いを促した。

ユーロの高値は1.2138ドルだった。

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