シドニー五輪
監督:フィリップ・トルシエ 成績:ベスト8 布陣:3-5-2 シドニー五輪予選は66得点3失点という圧倒的な強さで突破した。1999年のワールドユース準優勝を果たした黄金世代の中田浩二や稲本潤一、既にA代表の主力となっていた中田英寿など、実力のある選手が揃っていた。A代表監督を兼任するフィリップ・トルシエ監督は、GK楢崎正剛、DF森岡隆三、MF三浦淳宏の3人をオーバーエイジ(OA)として加えて本大会に臨んだ。 布陣はA代表と同じ3-5-2で、GKは楢崎が務めた。中田浩二、森岡、中澤佑二の3バックが基本で、中盤には稲本潤一、中村俊輔、酒井友之、明神智和らが起用されている。トップ下は中田英寿で、前線には柳沢敦と高原直泰が起用されている。 U-23日本代表は南アフリカとの初戦に勝利した。31分に先制されたが、高原の2得点で逆転している。続くスロバキア戦は中田英寿と稲本のゴールで2-1と勝利。第3戦ではブラジルに敗れたが、2勝1敗でグループステージ突破を決めている。米国との準々決勝は後半終了間際に追いつかれ、PK戦の末に敗れた。黄金世代と呼ばれたこの年代でも、メダルには届かなかった。
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