藤枝市サッカー協会と市は本年度、中学校のサッカー部員を対象にした「藤枝フットボールアカデミー」を立ち上げた。質の高い指導を行うことで地域の競技レベルを底上げするとともに、部活動の顧問ら指導者の技術向上につなげる。このほど２、３年生が参加する前期課程の開講式を藤枝総合運動公園で行った。
同協会によると、新型コロナウイルス感染拡大を受け、部活動の時間が減ったことなどが立ち上げのきっかけになった。将来的には部活動だけでなく、クラブチームとも連携したトレセン活動を目指すとしている。
生徒を指導するのは長谷部誠サッカースクールのコーチで、清水エスパルスＵ－１２の監督などを務めた成川雄士さん。前期は藤枝中や青島北中などの生徒計３６人が参加し、９月まで計５回の活動に参加する。１０月～翌年２月の後期は１、２年生を対象にする予定。
指導は海外で導入されている先端トレーニングなどを盛り込む方針。開講式で成川さんは生徒たちに「とにかく頭を使ってプレーしてほしい。優れた選手を目指して」と呼び掛けた。
（藤枝支局・岩下勝哉）
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