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今季最終戦、主審とユニホームを交換したシーンとは
海外サッカーで選手が見せた審判への粋な計らいが称賛されている。ドイツ1部ブンデスリーガ・ドルトムントの20歳FWアーリング・ハーランド(ノルウェー)は、今季最終節のレバークーゼン戦の試合終了後、今季で引退する主審とユニホームを交換。海外メディアが動画を公開すると、「感動の別れ」「サッカーは美しい」などと注目を集めている。 【動画】「サッカーは美しい」と海外称賛! ハグをしながら労い…ハーランドが引退試合の主審と“ユニ交換”する実際の動画 なかなか見られない光景だ。試合後の一幕。ハーランドはマヌエル・グレーフェ主審とハグをして言葉を交わしている。すると、ユニホームを脱いだ。他の選手たちが挨拶に来る中、グレーフェ主審も同じように対応。主審と選手の珍しい“ユニ交換”だ。 ハーランドの振る舞いにドイツのスポーツ専門誌「キッカー」も「ハーランドとユニフォーム交換 『まるで選手のよう』グレーフェの感動の別れ」との見出しで注目。「彼にとってブンデスリーガ289試合目がラストマッチとなった」とグレーフェ主審が今季で引退することを伝えている。 記事によると、グレーフェ主審は年齢制限でこの試合が最後になったという。さらに「セレモニーで家族の写真と『Danke(ありがとう)』の文字が入ったTシャツを着ていた」と説明。現地放送局「Sky」のインタビューで「今日は本当に感動した。これ以上の終わり方はない。まるで選手のように送ってもらえるとはとてもすごいこと」と話したことも紹介されている。
粋な計らいに海外ファン称賛「こんなの見たことない」
グレーフェ主審は、2010-11年にドイツのシーズン最優秀審判に選ばれたリーグを代表する名物審判員。キッカー誌の企画「選手が選ぶ最優秀審判」に6季連続で選ばれるほど信頼も厚い。 ブンデスリーガを長年支えたグレーフェ主審に対するハーランドの粋な計らいに、米スポーツ専門局「ESPN」も脚光。サッカー専門インスタグラムに「審判さえハーランドのシャツが欲しい」とつづって“ユニ交換”の動画を公開すると、ファンから「サッカーは美しい」「ドルトムントのファンには素晴らしい瞬間」「私も彼のユニホーム欲しい」「こんなの見たことない」「今週のベスト動画」と称賛の声がコメント欄で寄せられている。 この日、ハーランドは2得点で3-1の勝利に貢献した。
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