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Sunday, April 11, 2021

「誤審も含めサッカーという時代を生きてきた私は…」。原副理事長が語る“VAR導入の是非” - サッカーダイジェストWeb

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 一方、今季からVARを本格導入して改めて分かったメリットもあります。例えばPKか否か、得点に関わる場面でオフサイドか否か、微妙な事象があった場合、VARは当然ながら大きな助けになります。正直、いくつもプレーが重なると、なかなか主審の目だけでは追いきれない。ミスジャッジを防ぐ意味で、VARの存在価値は間違いなくあります。

 もちろん確認作業に時間がかかる、ゴールを決めてもすぐに喜べないなどデメリットはありますが、一方でセットプレーの際の余計ないざこざがなくなっている気がします。ゴール前でユニホームをグイッと引っ張ったりするとVARでPKを取られてしまうという心理が働くからか、J2、J3に比べてJ1のリスタートは審判もやりやすそうです。

 私が懸念しているのは、J2、J3、ルヴァンカップのグループステージにVARを導入しなかったことで生じるズレ。大人、子どもに関係なくどんな試合でも同じルールでやれれば理想。しかし、実際はJ1にだけVARが導入されていて、そのあたりで混乱がなければいいと思っています。

 ただ、難しいですよね。先ほども言ったとおり、VARはお金も人もかかる。稼働させるにはカメラも一定の台数が必要で、オペレーションルームも作らないといけない。試合ごとにオペレーションルームを設けず、一括監視できるVAR専用スタジオを作ればコストを抑えることはできます。ただ、その施設で停電などのトラブルが起きると、それこそパニック。全試合に影響を及ぼすわけで、リスキーな側面もあります。

 だから、今はたとえお金がかかっても、より堅実なやり方を選んでいます。もっとも、VARに大金を費やすべきなのか、という問題はあります。クラブに分配すべきとか、育成費に充てるべきとか、私もそう思うことはあります。ただ、いろんな国々が導入しはじめている現状を考えると、VARは無視できません。日本人の審判もVARを理解しないと、FIFAやAFC主催の大会で笛を吹けなくなってしまう可能性があります。ただ、今後どうなるかは誰にも分かりません。今は世界的にVAR推奨という流れになっていますが、いずれAIで簡単にファウルを見分けられる方法も出てくるかもしれないです。見守る以外にありません。
 

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