今月21日に消息を絶った、53人が乗ったインドネシア海軍の潜水艦について、海軍は24日の会見で、部品の破片などが確認されたことを明らかにしたうえで「潜水艦は沈没したとみられる」という見解を示しました。
今月21日、司令官と兵士合わせて53人が乗った海軍所属の潜水艦「KRIナンガラ402」がバリ島の北およそ37キロの海域で消息を絶ち、インドネシア政府は海外にも支援を要請し、捜索が続けられています。
軍は24日会見を開き、潜水艦が消息を絶った海域周辺で、潜水艦の部品の破片や乗組員の持ち物が見つかったほか、燃料の流出が確認されたことを明らかにしました。
そのうえで、軍は「潜水艦は沈没したとみられる」という見解を示しました。
また、潜水艦は水深500メートルの水圧に耐えられるように設計されているということですが、水深850メートル付近にまで沈んだ可能性があるとしています。
乗組員の生存状況については「まだ発見できていない」として、引き続き捜索を進めるとしています。
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