1日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比300円ほど高い2万9400円台後半で推移している。3月31日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数や、半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体指数(SOX)が大幅に上昇。この流れを受け、東京市場でも半導体関連を中心に買いが優勢となっている。
バイデン米大統領は31日、8年間で2兆ドル(約220兆円)をあてるインフラ投資計画を発表した。半導体生産支援や人工知能(AI)の研究開発投資が盛り込まれたことがハイテク株買いの手がかりとなった。東京市場でも東エレクやアドテスト、ソフトバンクGなど日経平均の寄与度が大きい銘柄に買いが入っている。
日銀が取引開始前に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス5と、市場予想(ゼロ)を上回った。3四半期連続で改善し、新型コロナウイルス前を回復した。大企業・非製造業DIもマイナス1と、市場予想(マイナス5)を上回った。予想以上の企業マインドの改善が投資家心理の支えとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発している。
レーザーテクやディスコ、SUMCOなど半導体関連銘柄が総じて高い。ファナックのほか、清水建や長谷工など建設株の一角も高い。一方、神戸鋼や日本製鉄、JFEが安い。エプソン、Jフロント、あおぞら銀が売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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