レアル・マドリードやACミランなどでプレーした元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏(38)が、レアル時代にサッカー選手らしからぬ食生活で、7カ月で14キロも体重を増加させたことがあると告白した。ESPN電子版が報じた。

カッサーノ氏は23歳だった06年1月に、ローマからRマドリードに移籍。移籍当初は体重を12キロほど落とし、試合でも好調だったという。だが同年夏にローマ時代の恩師でもあるカペッロ監督がRマドリードの指揮官に就任。同年9月13日の欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ・リヨン戦で前半で交代させられて口論となり、その後メンバーから外され、荒れた生活を送るようになったという。

当時ヘーゼルナッツペーストにココアや砂糖を混ぜ合わせたイタリア・フェレロ社の「Nutella(ヌテラ)」という商品ブランドがチームのスポンサーとなっており、選手のもとにはヌテラが毎月5キロ送られてきていた。カッサーノ氏は「もうどうでもよくなって、ヌテラを瓶から直接食べるようになった。それ以降、7カ月で14キロも太ったよ」と話した。

カッサーノ氏は現役時代を通じて体重の増減に苦しめられており「オレの間違いはレアル時代の1年半。できる限りのことはやったが、それ以上にそれをぶち壊すようなことをやってしまった」と振り返った。