【NQNニューヨーク=横内理恵】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=103円70~80銭で取引を終えた。英と欧州連合(EU)が24日に自由貿易協定(FTA)で合意した。投資家が運用リスクを取りやすくなり、低リスク通貨とされる円が売られた。
英とEUが通商交渉などで合意し、年明けの欧州経済の混乱への懸念や英のEU離脱を巡る不透明感が後退した。米株式相場が上昇して終えたことも円売り・ドル買いを誘った。
ただ、米政治の不透明感などから円の下値は限られた。トランプ米大統領が米上下両院が週初に可決した追加の米経済対策法案の修正を議会に要求し、修正協議の難航で対策成立が遅れる可能性が浮上している。経済対策と一体化している2021年度予算案の成立も危ぶまれ、米政府機関の一部閉鎖もありうる状況となっている。
クリスマス前日で株式市場や債券市場は短縮取引だった。為替市場でも参加者が少なく、取引は低調だった。
円の安値は103円76銭、高値は103円57銭だった。
円は対ユーロで小幅に続落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円25~35銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで横ばい。前日と同じ1ユーロ=1.2180~90ドルで終えた。英とEUの合意を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まったことがユーロの支えとなった。材料出尽くし感から利益確定や持ち高調整のユーロ売り・ドル買いもあり、伸び悩んだ。
ユーロの高値は1.2197ドル、安値は1.2178ドルだった。
からの記事と詳細 ( NY円、反落 1ドル=103円70~80銭で終了 英・EUの通商合意受け - 日本経済新聞 )
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