栃木県で学ぶ大学生が県内産の部品にこだわって開発を進めている小型の人工衛星が、来年度打ち上げられることになりました。
栃木県は自動車産業や航空産業などの製造業が盛んで、宇都宮市にある帝京大学は、こうした企業から部品の設計や加工についてサポートを受けながら、10年ほど前から学生たちが小型の人工衛星の開発に取り組んでいます。
現在は、長さ50センチの箱形の人工衛星を開発中で、実物同様の模型を使って打ち上げ前の試験を進めています。
衛星の開発には県内の10を超える企業が関わっていて、パネルや電子基板など使われている部品のおよそ半分は県内産だということです。
衛星の中には、微生物を入れるシャーレやカメラなどが取り付けられ、重力のほとんどない宇宙空間で微生物の生態を観察する実験などが行われることになっています。
衛星は来年度、日本のロケット「イプシロン」に搭載されて打ち上げられる予定で、大学は今月から人工衛星の愛称をホームページで募集することにしています。
帝京大学の河村政昭准教授は「サポートしてくれた多くの県内企業の思いも乗せて衛星を打ち上げたい」と話していました。
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