第99回全国高校サッカー選手権大会(31日開幕)に初出場が決まっている奈良県代表の山辺高校のサッカー部員が、寮内で飲酒していたことが明らかになった。8日、関係者が認めた。寮の一室で、部員約10人が集まり飲酒したという。

学校に報告があり発覚。生徒に事実関係を確認したところ、全員が飲酒を認めた。学校側は7日に、奈良県サッカー協会などに事実関係を報告。協会側は「非常に残念としか言いようがない」と話した。

山辺高校は、ボスコヴィラサッカーアカデミーと提携。選手らは、廃校となった小学校を改装した寮で生活を送っている。

山辺高校は元日本代表のFW岡崎慎司(34=ウエスカ)をスカウトした興津大三氏が監督、元ガンバ大阪の木場昌雄氏がアドバイザーを務める。16年に創立されてから4年目で悲願の選手権初出場を決めていた。

関係者によると、飲酒した部員は、優勝した奈良県大会にも出場していたという。