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Thursday, October 8, 2020

“花園”がサッカーの聖地へ~ラグビーのレガシーが消える日(VICTORY) - Yahoo!ニュース

 日本中が大いに沸いたラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会から1年がたった。今年に入り、新型コロナウイルス禍で日本代表やトップリーグなど国内ラグビーは大打撃を受けた。W杯のレガシーが受け継がれ、今度こそ日本にラグビーの人気や文化が根付くチャンスだったが不透明な状況を余儀なくされている。  それに拍車を掛けるような出来事があった。大阪府東大阪市の花園ラグビー場に関し、10月1日から指定管理者がサッカーの日本フットボールリーグ(JFL)のFC大阪などでつくる企業連合に移行されたのだ。指定管理の公募には、日本ラグビー協会も他の組織と組んで参加していたが選考で敗退した。“西の聖地”と呼ばれる花園ラグビー場を他の競技が運営する事態で、期間は2040年3月末までと長い。花園でのラグビーの試合が減っていくなど、中長期的観点から影響が心配され、同時に日本ラグビー協会の運営能力自体への懸念も表面化した。

▽ゆゆしき事態

 東大阪市が花園ラグビー場を含む花園中央公園エリアの指定管理者を募集を開始したのは昨年11月。ラグビー協会は人材派遣会社などと共同で「ワンチーム花園」として応募した。この他、同市にホームタウンを置くFC大阪などで構成の「東大阪花園活性化マネジメント共同体」が手を上げ、争いは一騎打ちとなった。  プレゼンテーションといった選定レースの末、東大阪市が選んだのはFC大阪側だった。6月の市議会本会議で可決され、権利の行方が正式決定した。ラグビー協会関係者によると、昨年11月に応募を検討する委員会が立ち上がった後は、一部理事らの間だけで話が進められた。いわば密室政治の状態で、理事会などで進ちょく具合などの報告はなかったという。コンペに敗れた後、ある幹部から「次点になりました」と結果が伝えられただけだった。  ラグビー界は今後20年、花園の使用について主導権を握れない状態に陥った。協会内からは「二つしか参加していないコンペに負けたんだから、そりゃあ次点だろう。ゆゆしき事態だ」と批判が起き、実際に携わった面々の油断を指摘する声もある。昨年はW杯で日本が史上初の8強に進出する活躍を見せて空前のブームが湧き起こり、注目度が飛躍的にアップ。指定管理権争いで追い風を感じても不思議ではない。それだけに「あぐらをかいていたんじゃないのか」と糾弾する意見もある。FC大阪側の努力を称賛すべきなのとは対照的に、ラグビー界にとっては敗北を意味する。

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