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Friday, June 12, 2020

目標なくなっても…大会中止になった生徒へ サッカー元日本代表・小野伸二さんが贈る言葉(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルス感染症の影響で、プロだけでなく、中学生や高校生のスポーツ大会も中止になっている。目の前の目標がなくなると、次の一歩を踏み出すことも難しくなってしまうだろう。でも若い選手たちには将来、「あの苦しい経験があったから今がある」と思えるようになってほしい。 【動画】「涙が出た」コロナ終息願う動画、ネットで話題に  僕は高校生のとき、一番の大舞台である全国高校サッカー選手権に一度も出場できなかった。集大成の3年のときは、県予選で僕自身がPKを外して負けた。19歳で出場したシドニー五輪アジア1次予選では、タックルを受けて左膝の靱帯(じんたい)を断裂した。初めての大けがで、それまでのような思い通りのプレーができなくなった。感覚的なことでうまく説明できないが、プレーのイメージを失ってしまった。  いずれも苦い思い出であると同時に、良い経験になった。県予選で負けた後は、プロで活躍して帳消しにしてやると思ったし、プロになってからも「世界一の選手」になることを考え続けた。けがから復帰したときは、プレーする喜びとありがたみを実感することもできた。大切なのは未来の自分はどうありたいかを考え、そのために挑戦することだ。

    ◆   ◆   サッカー界も大きな影響を受けている。ドイツでは、無観客試合でリーグ戦が再開した。Jリーグも当面は無観客。想像のつかない事態だ。  僕は練習でも試合でも、見てくれる人がいるからこそ高いモチベーションを保てる。「もっと良いプレーを見せたい」「楽しんでもらいたい」という意識が、いいイマジネーションを生むからだ。けがで大きなものを失っても、創造力の源はスタンドに足を運んでくれるサポーターだ。

 国内は浦和、清水、札幌、海外ではオランダ、ドイツ、オーストラリアでプレーしてきた。どこでも同じように、地域の応援こそがサッカーを支えていると感じた。悪いプレーをすれば罵声を浴びるし、常勝チームであれば引き分けでも許してもらえない。でも、選手と一緒に戦うファンの気持ちこそが僕たちの力。勝つことで地域も盛り上がる。そう信じて戦う。  今年で41歳。サッカー選手としては大ベテランの域で、若いときと比べれば体力面で確実に衰えてきている。昨季、札幌からFC琉球に移籍した。沖縄が、サッカー王国になるための力になりたい。ファンの皆さんとともにコロナ禍をはねのけながら、その新たなチャレンジに挑んでいくつもりだ。 (聞き手・高田佳典)

◆小野伸二(おの・しんじ)

 1979年、静岡県生まれ。サッカーJ2のFC琉球所属。各年代の日本代表で活躍し、18歳から3大会連続でワールドカップ(W杯)に出場した。柔らかいパスは「ベルベット・パス」などと呼ばれ、国内外の有名選手が「天才」と評する。

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June 12, 2020 at 08:49AM
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