クリスタル・パレスのスティーヴ・パリッシュ会長は、2019-20シーズンプレミアリーグの再開に懐疑的な考えを持っているようだ。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、3月13日に中断が発表されたプレミアリーグ。感染拡大はピークを過ぎ、徐々に規制が緩和され始め、選手もトレーニングを再開するなど、リーグ戦再開への機運が高まる。さらに、シーズン完結を目指すプレミアリーグは、無観客や中立地開催などさまざまな条件下で6月8日からのリーグ戦再開を計画している。
しかし、パリッシュ会長はイギリス『BBC』に対して「リーグ戦を再開する方法が見つからなければ諦めることになるだろう。我々には見当がつかない」と今後の感染状況などによっては今シーズンを諦めざるを得ないことを強調した。
また、再開に近づくドイツについても言及。1部と2部で10選手から新型コロナウイルス感染が確認され、2部のディナモ・ドレスデンはチーム全体を14日間の自宅隔離にすることを発表した。ドイツの状況を受け、同会長は「ドイツの例は我々にとっての青写真になる。しかし、乗り越えられないものがあることを証明してしまったかもしれない」と語る。
さらに、依然として新型コロナウイルス感染が続く現状について「フットボールはこの危機の中で重要なものではない。パブリックヘルスこそ、第一に考えられなければならない」と主張した。
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May 11, 2020 at 06:12AM
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