関西に拠点を置く電子部品大手の令和2年3月期連結決算がおおむね出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、生産拠点の操業停止が続く自動車メーカー向けの車載部品を中心に需要が減り、5社のうち、京セラ、オムロン以外の3社が最終減益となった。先行きも不透明で、厳しい業績予想が相次いだ。
日本電産が30日発表した2年3月期連結決算は、売上高が前期比4%増の1兆5348億円と過去最高を更新したものの、最終利益は45・4%減の600億円に落ち込んだ。車載部品の2年1~3月期の売上高は元年10~12月期比2・1%減の902憶円となった。
一方、同社は3年3月期の売上高を2・3%減の1兆5千億円、最終利益を66・4%増の1千億円と見込む。永守重信会長は30日の決算説明会で「売り上げは車載が非常に厳しいが、それでも利益は出す。ピンチをチャンスととらえ、人命最優先で供給を増やしていく」と述べた。
村田製作所も30日、2年3月期連結決算を発表。売上高は2・6%減の1兆5340億円、最終利益は11・6%減の1830億円となった。3年3月期の業績予想は売上高が6・8%減の1兆4300億円とした。車載部品の売上高は15%減と最大の落ち幅を見込む。27日に日東電工が発表した2年3月期連結決算も減収減益となった。
京セラが27日発表した2年3月期連結決算は売上高が1・5%減の1兆5990億円の減収となる一方、最終利益は4・4%増の1077億と増益を確保した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で自動車部品の販売が落ち込むとみて、3年3月期は減収減益を見込んでいる。
オムロンが23日発表した2年3月期の連結決算は、売上高、営業利益ともに減少。ただ、車載事業の譲渡に伴う売却益を計上したことで、最終利益は大幅増益となった。3年3月期の業績予想は未定とした。
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