広島ニュースTSS
コロナショックに異業種から参入です。医療現場でも深刻な問題となっているマスク不足に自動車部品メーカーがこれまで培ったノウハウを活かしています。 １カ月に５０００人以上の患者が受診する福山市の「大田記念病院」。受付の職員などがつけているのは医療用の不織布で作られた独自のマスクです。 この病院では医療用サージカルマスクの入手が困難となったため、３月中旬から独自のマスクを導入しました。 患者の治療を行わない職員がこのマスクをつけるようになったことで、限りある医療用マスクを患者と直に接する医師や看護師が有効に活用できるようになりました。 【脳神経センター大田記念病院・大田泰正理事長】 「ストック量に限りがある中でやってますので、全国的にマスクの供給が不足した段階では非常に心強い役割を果たしてくれたと思います」 このマスクを製造しているのはこれまで医療とは関わりのなかった企業です。 【古賀記者】 「こちらの会社では普段自動車の部品が作られているのですが、シートで覆われたあちらの場所ではマスクが作られています」 東広島市の自動車部品メーカー「広島ピーエス」は病院からの相談を受け３月中旬から本格的にマスクの製造を始めました。製造に使うのはこれまで車のシートの加工などを行っていたプレス機です。繊細な医療用不織布の型抜きには微妙な圧力の調整などが求められますが部品製造の本業で培った経験が活かされているということです。 現在は毎日２０時間、プレス機を稼働し１日およそ３万枚のマスクを製造しています。 【広島ピーエス・宮原和樹代表取締役】 「前線で働かれてる方の役に少しでも立ちたいということと、困る人が世の中から少なくなればいいなと思いますし一丸で戦っていければと思ってます」
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April 24, 2020 at 06:30PM
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マスク不足をアイデアで乗り切る 自動車部品メーカーの技術が生きた！（テレビ新広島） - Yahoo!ニュース
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