京セラは25日、NEC傘下で光学部品を手掛ける昭和オプトロニクス（東京・世田谷）を6月1日をめどに子会社化すると発表した。昭和オプトロニクスの株式の93.53%をNECから取得する。買収額は約100億円とみられる。京セラは昭和オプトロニクスが持つ高精細レンズやレーザー技術を活用し、医療機器向けなどに光学部品事業を拡大する。
昭和オプトロニクスは半導体製造装置やDNA解析装置に使われる高精細レンズや医療などの計測用途の固体レーザーを生産している。2018年度の売上高は58億円。
京セラは車載やOA機器、ファクトリーオートメーション（FA）向けのレンズを手掛けている。昭和オプトロニクスの子会社化によってレーザーなどの技術を取得、医療機器向けのような高い付加価値を持つ光学部品を手掛けられるようになる。京セラが持つ生産拠点や販売網を活用し、光学部品の事業拡大を目指す。
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March 25, 2020 at 02:29PM
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京セラ、NEC傘下の光学部品メーカーを子会社化 - 日本経済新聞
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