学校が臨時休校になり・・・子ども達が時間を持て余してゲームばっかりしている!!( T_T) とお悩みの全国のママさん、お気持ちお察しします。
以前ある雑誌で、これからの子どもに必要な力は「文章作成力」だと特集されていました。
東証一部上場企業へのアンケートによると、「文章作成力が重要」との回答が86%にものぼったそうで・・・
そのために必要なこととして、大学教授の方が「SNSなどで短い文章ばかりに慣れてしまっているのが問題。読書が必要」との見解を述べておられました。
高校入試、大学入試の国語の長文の長さ、ご覧になったことはあるでしょうか?
親世代の比ではありません。
そもそも最後まで文章を読みきれない子もいるのです。
普段は学校にサッカーに塾に・・・と忙しいですが、ふと暇になった時、1人でできることは限られていますよね。
こんな時だからこそ!
ぜひ子ども達に本を読む楽しさを知ってもらいたい!と思いまして、普段本を読まない子でも入りやすいサッカーにまつわる物語をご紹介します。
「うちの子、ぜんぜん本を読まない!」
「読書が嫌いみたい・・・」
「サッカーばっかりで大丈夫!?」
そんなお子さんは、本当に自分が面白いと思える本にまだ出会えてない可能性もありますよ♪
長年小学校で読み聞かせボランティアをしてきましたが、高学年には小説の一場面を読むこともあります。
読み聞かせをしていると、子ども達の食いつき、がダイレクトにわかります。
今回子ども達の食いつきがよかった物語、そしてサッカーの保護者なら思わず泣いてしまう場面が満載の小説をご紹介します(^-^ )
読み聞かせボランティア経験ライターがオススメする一冊(シリーズ)とは?
私が今回オススメするのははらだみずき著「サッカーボーイズ」シリーズです!
サッカーボーイズは大人向けの角川文庫版と子ども向けの角川つばさ文庫版があります。
こちらの「サッカーボーイズシリーズ」何が良いかって・・・
お話がなかなかリアルなんです!
そして泣けるんです!(親が)
主人公の姿に共感する子も多いようです。
ざっくりストーリーをご紹介
・コーチがリアルに「こんな人いるいる~!」である。
・主人公がエリートサッカー少年ではなく、ごく普通からちょっと上手くらいの選手。
・チームメイトが「いるいるこういう子~!」である。
・6年生を送る会に始まり、全日(全日本少年サッカー大会)やら卒業試合やら新人戦やら・・・いつも私たちが目にする大会、思い出のある大会がたくさん出てくる。
お話は、主人公遼介が5年から6年になる春を迎える場面から始まります。
遼介は4,5年とキャプテンを頑張ってきたのに、6年になるという時にチーム内の多数決でキャプテンになれず。
良きライバルでバディ的存在と思ってきたチームメイトは市の選抜チームに選ばれ、
自分は選ばれず。
置いてきぼり感に凹み。
思うようなプレーができず。
試合ではベンチから監督に怒鳴られ続け。
「もっとうまくなりたい、
その気持ちは今も変わらない、
でも、今の自分は昔のようにサッカーを楽しむことができていない。
どうしてだろう。
どうして、そうなってしまったのだろう。」(一部本文抜粋)
そんなことを思いながら、全日(全日本少年サッカー大会)の初日を迎える。。。
さぁ、どうなる遼介!!
・・・・と、こんな風に、どこのサッカー少年のご家庭でも一度や二度は経験したことのあるような場面が続きます。
最初、なんかイヤな感じだった監督にも、それなりの理由もあり、監督も一人の人間だもんな、なんて思ったり。
新しく現れたコーチの言葉に、またまた涙したり。
一冊が1年という分かりやすいお話しの展開。
13才になり、14才になり、そして15才・・・
・・・青春だよね。
・・・いいよね、青春。
親としては、とにかく、息子たちのチームとダブって見えて、涙。
トップページの6年生を送る会で、自分の息子の事を思い出して既に涙。
まずは、お父さんお母さんが読んでみてください。
そうすると、子どもも「なんだろう、あの本」みたいに思うので、
「あんたたちの事みたいで、泣ける。。。ちょっと読んでみて」などと言ってみてください。
きっとお子さんも興味わくハズ。
一度ハマればしめたものです。
この本の一場面を小学校5,6年生に読み聞かせすると、最初は興味なさげだった男子も、顔はそっぽ向きつつ、耳をそばだてて聞いています。
6年生に一人混じって出場していた5年生にPKが回ってきて、試合の行方を決定づけるひと蹴り!
というシーンでは、30人が息をつめて聞いているのがわかります。
頭の中では、自分や自分の友達がボールを追いかけている映像で再生されているのかな。
自分が面白いと思える本に出合えるかどうかは、その後、本を積極的に読むようになるか、ならないかに大きく関わってくる気がします。
とはいっても、サッカーボーイズシリーズが全ての子どもに「刺さる」とは限りません。
好みがありますもんね。
ですから、いろいろとオススメして行くことが大切です。
「サッカーやってるうちの子、こんな本を読んでいます!」という、みなさんからのオススメの本もぜひ教えてください。
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