日本電産は1日、独コンプレッサー製造・販売のセコップがオーストリアで手掛ける冷蔵庫向け事業の一部を買収すると発表した。買収額は非開示。6月1日付の買収完了を目指す。買収を通じて家電部品事業を拡大し、環境規制の強化などで需要の増加が見込まれる欧州やアジアなどでの販売拡大を目指す。
グループ傘下のオーストリア現地法人を通じて事業を譲り受ける。買収するのは冷蔵庫などに使われるコンプレッサー事業。日本電産は自社の高性能モーターとセコップ・オーストリアのコンプレッサーを組み合わせた冷蔵庫部品を販売し競争力を高める。
日本電産は2017年にセコップのコンプレッサー事業を子会社化した。だが19年に米家電大手の冷蔵庫部品事業を買収する際、欧州委員会からセコップ売却を承認条件とされ、独投資ファンドに譲渡した経緯がある。今回、セコップがオーストリアのコンプレッサー事業の一部売却を検討したため、日本電産は同事業のみを再度買収すると決めた。
日本電産によると「欧州委員会の承認を条件としており、早期に承認される見込み」という。
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April 01, 2020 at 09:02AM
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日本電産、独社のオーストリア事業買収 冷蔵庫向け部品 - 日本経済新聞
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