電子情報技術産業協会（JEITA）は31日、日本メーカーの2020年1月の世界電子部品出荷額が前年同月比9%減の2890億円だったと発表した。前年と春節休みに当たる月がずれたことで、生産額の3割以上を占める中国の工場で稼働が止まっていた影響を受けた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国を中心とした影響は2月以降に表面化する見通しだ。
製品別ではコネクターとセンサーは前年同期比でプラスだったものの、それ以外の製品は前年同月を割り込んだ。現行の4Gよりも周波数が高い次世代通信規格「5G」での需要が期待される高周波部品も前年同月比2%減となった。
地域別では19年12月に出荷額が前年同月比19%増だった中国で春節休みがあり出荷額が落ち込んだ。前年の春節休みは2月だった。同国では新型コロナの感染拡大の影響で工場の稼働率が低下している。新型コロナによる出荷額への影響は2月以降に顕在化するとみられる。
（菅野気宇）
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March 31, 2020 at 12:15PM
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電子部品出荷額、前年同月比9%減 春節休みが影響 - 日本経済新聞
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