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Thursday, March 5, 2020

イングランド5部にバルセロナ? 勇敢な攻撃サッカーでファンを魅了(footballista) - Yahoo!ニュース

文 田島 大

 今シーズンのイングランド・フットボール界には“バルセロナ”がいるという。そのチームはペップ・グアルディオラから影響を受けた戦術を採用し、メッシこそいないがルーニーがいるという。にわかに信じがたい話だが、どうやら本当らしい。

 スポーツ情報サイト『The Athletic』で紹介されたイングランドのバルセロナとは、5部リーグで首位を走る「バローAFC」のことだ。快適な気候のスペイン南部とは対照的に、バローが拠点を置くイングランド北西部のバロー・イン・ファーネスという街は、少し大げさだが直立した木が一本もないくらい常に海風にさらされ、雨も多く、夏でも気温が20℃に達することはない。2014年の英国政府の調査で「最も幸せを感じない地域」の1つに選ばれたことさえある。そんな街のローカルクラブが、最終ラインからボールをつなぐ魅惑のパスサッカーを披露し、ファンからは“バローセロナ”と呼ばれているそうだ。

指揮官は「ペップの指導法」を学習

 119年の歴史を誇るバローだが、過去最高成績は3部リーグで8位。プレミアリーグとは全くの無縁だ。現在所属する5部リーグでも、クラブの予算は下位6チームに入るという。それなのに今シーズンは快進撃が止まらず、首位をひた走っている。

 そのチームを率いるのは、ダービーやブラックプールで活躍した元DFのイアン・エヴァット(38歳)である。彼が2018年に就任した際、チームはどん底にあった。前年度はロングボール主体で、何とか降格を免れる20位が精一杯。次々に選手が退団し、新体制発足時には4名しか選手が残っていなかったという。

 「5部リーグでまともなサッカーをしていたら昇格できない」と周囲から言われ、新監督は逆に燃えたそうだ。魅力的なスタイルで結果を残そうと誓い、ブラックプール時代の恩師で2010年に同チームをプレミア初昇格に導いたイアン・ホロウェイの「オープンで勇敢な攻撃的サッカー」を目指すことにした。

 だが、新体制の初練習ではロンド(ボール回し)さえままならず、「3、4本すらパスが回らなかった」という。そこでエヴァット監督はボール扱いのうまい選手をかき集め、「ペップの指導法」をひたすら学んでポゼッションサッカーの練習を繰り返した。すると6週間後には「25本のパスを繋いでゴールを決められるようになった」のだ。

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March 05, 2020 at 07:13PM
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