米たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナルは、米アルトリア・グループと合併協議を行っている。実現すれば、10年余り前にいったん分離した両社が統合されることになる。
アルトリアは約10年前、高配当や自社株買いの拡大を望む米投資家の圧力に屈する形で、海外たばこ部門のフィリップ・モリスをスピンオフ(分離・独立)させた。またこのスピンオフは、当時喫煙を巡る訴訟で米国内事業が減速する中、より成長の速い海外事業を切り離す方法としても注目された。
だが時代の流れとともに事業も変化。アルトリアは電子たばこやマリフアナ(大麻)への投資でポートフォリオを多様化させ、紙巻きたばこを吸う人が減る中でも成長の余地が生まれている。
フィリップ・モリスは発表文で合併協議について、正式な合意には至っておらず、至ったとしても取締役会と株主、規制当局の承認が必要になると説明。アルトリアも協議について確認する声明を発表した。
原題:Philip Morris in Talks to Reunite With Altria in All-Stock Deal(抜粋)
(背景を追加し、更新します.)
2019-08-27 13:56:00Z
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-27/PWWDN4T0AFB401
No comments:
Post a Comment