近畿日本鉄道は30日、大阪難波駅と近鉄名古屋駅を結ぶ新型の名阪特急「ひのとり」を2020年3月14日から運行すると発表した。より乗り心地の良い座席を導入し、速さを売りにする新幹線に対し特色を打ち出す。
「ひのとり」は全席座席指定の有料特急で難波と名古屋を約2時間で結ぶ。近鉄が名阪間で新たな特急列車を導入するのは2003年の「アーバンライナー・ネクスト」以来、17年ぶり。
プレミアム車両とレギュラー車両を用意し、全座席に後部座席にはみ出さず気兼ねなくリクライニングできる「バックシェル」を設置した。プレミアムシートには本革を使用し、座席の前後間隔は130センチメートルで日本の鉄道座席で最大級だ。ビジネスや観光で名阪間を移動する人にゆったりとくつろげる時間を提供する。
乗車には運賃の他に特急料金、特別車両料金が必要。全て含んだ大人1人の料金は難波~名古屋で、プレミアム車両が5240円、レギュラー車両が4540円。
2019-08-30 08:58:00Z
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49219140Q9A830C1LKA000/
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