東京商工リサーチ宇都宮支店は4日、機械部品製造業のキット(小山市下河原田)が事業を停止し、弁護士一任で破産申請の準備に入ったと発表した。事業停止は3月29日。負債総額は約2億円。
東京商工リサーチ宇都宮支店によると、キットは1984年創業、96年設立。金属の切削加工を得意とし、自動車部品や農業機具部品、建築資材などを手がけていたが、売上高はピーク時でも1億円台と事業は小規模だった。
2020年2月期以降は得意先が不調になった上に、新型コロナウイルスの流行も追い打ちをかけ、大幅な損失を計上。ゼロゼロ融資の導入と新規受注の獲得で一時は盛り返したが、23年に依存度が高かった得意先との取引解消となり、経営状況が悪化した。リストラなども実施したが業績悪化は止まらず資金繰りが苦しくなり、ゼロゼロ融資の返済も加わったことで事業継続を断念した。
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