[上海 7日 ロイター] - 調査会社「テックインサイツ」によると、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の新型スマートフォン「Mate(メイト)60プロ」には、以前のモデルよりも中国製チップ部品が多く使われており、半導体分野での躍進がうかがえるという。
同社のアナリスト、ダン・ハッチソン氏は「シリコンの半分以上、おそらく3分の2が中国製で、これも大きな進歩だ。2─3年前のスマホではこの割合は3分の1だった」とロイターに語った。
テックインサイツは先週末からファーウェイの新型スマホの部品を調査している。先のリポートでは、同製品に中国の半導体受託生産最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)(0981.HK)が先端7ナノメートル(nm)の技術を使って製造した新しい先進的なチップが搭載されていると明らかにしていた。 もっと見る
ハッチソン氏は「これは中国が世界トップの(半導体)企業から2─2.5ノードの遅れにとどまっていることを示しており重要だ。中国は14nmで止まると考えられていた」と指摘した。
ファーウェイとSMICは現時点でコメント要請に応じていない。
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