[2日 ロイター] - 米航空機部品大手スピリット・エアロシステムズが2日発表した第2・四半期決算は、調整後1株損益が1.39ドルの赤字で、リフィニティブのデータに基づくアナリスト予想(0.87ドル)より赤字額が膨らんだ。
ボーイングとエアバスの旅客機生産に関する1億0500万ドルの減損損失を計上したことが響いた。両社からの大規模な発注に対応していく中で、人件費の増加やサプライチェーン(供給網)混乱、債務返済負担などの問題によって財務面の苦境が増しているという。
年間のフリーキャッシュバーン(消費現金額)見通しは、第1・四半期時点の1億―1億5000万ドルから2億―2億5000万ドルに引き上げられた。こうしたキャッシュフロー予想悪化を受け、スピリットの株価は急落した。
同社によると、ウィチタ工場で労組従業員のストに伴って2週間操業が停止したことや、新たな労働協定を受け入れたことで、年間の労働コストは8000万ドル上積みされた。
トム・ジェンティル最高経営責任者(CEO)は「発注は続き、生産量も上がっているが、全てのサプライヤーはさまざまなコストの増大で厳しい状況に直面している」と述べた。
第2・四半期の売上高は前年同期比8%増の13億7000万ドルだった。
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