サッカークラブ、つくばFC(石川慎之助理事長)のホームグラウンド、つくばFC万博グラウンド(つくば市水堀)が約4カ月の改修期間を終え、10日にお披露目された。
新しいグラウンドは、ひざや腰の負担が少ないロングパイル人工芝を敷設したフルサイズのサッカーグラウンド1面と、ウォーミングアップ用のサブグラウンド、クラブハウスから成る。メーングラウンドはLEDの夜間照明付き。クラブハウスには公式戦開催にも対応できる個室シャワーや、食堂、屋内でのスポーツプログラムもできる軽運動室なども併設されている。
保護者は、子どもたちの練習を見守りながら、食事を楽しんだり、ダンスやヨガで汗を流したりし、子どもは送迎を待ちながら宿題や勉強もできるという。
万博グラウンドはつくばFC最初のホームグラウンドで、2006年に完成した。水堀地区の人々の協力を得て、選手や子どもたち、保護者らも参加し、みんなの手で作り上げた。16年を経て、クラブはJリーガーを輩出するまでに成長したが、グラウンドは日々の練習で消耗し、改修が必要な状態にまで追い込まれていた。
改修プロジェクトは、「グラウンドのあるわが家を作ろう」を合言葉に、4月下旬からスタートした。工事と並行してクラウドファンディングも行われ、9月末のプロジェクト終了時には、1027万3884円の協賛金が集まった。スタッフや選手総出のつくば駅前でのチラシ配りなど、地道な活動が実りをもたらしたという。
クラブハウスの内壁や、防球ネットの支柱などは、選手やスクール生、アカデミー生らがみんなで塗装した。つくばFCのチームカラーである白・青・赤の塗料を使い、多少塗りむらはあっても、自分たちで作ったという愛着の持てる仕上がりとなっている。
つくばFCは1976年に筑波大学蹴球部OBが中心となって発足し、「全ての人が素晴らしい環境でスポーツを楽しめるようにすること」を理念に、幼稚園生から社会人まで、誰もがいつでも帰って来られるクラブの運営を実践してきた。
石川理事長は新しい万博グラウンドについて「サッカーを楽しんで、学んで、成長していく子どもたち、それを見守るお父さんやお母さん、夢と笑顔があふれ、みんなが集う、わが家のようなグラウンドをイメージしている」とし「わが家とは、いつでも帰れて落ち着ける場所であり、ときに叱られながら、立ち直り、また次に向かってチャレンジする場所。新しい万博グラウンドを皆さんにとってのわが家にしたい。気軽に足を運んでいただいて、一緒にクラブづくりをし、叱咤激励もしていただければ」と話す。(池田充雄)
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