サッカーJ1で史上初の女性主審、山下良美さんがデビュー 11月W杯でも主審候補 - 東京新聞

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FC東京―京都戦で前半、ピッチを走る山下良美主審＝国立競技場で

　サッカーのＪ1で18日、ＦＣ東京―京都（東京・国立競技場）の主審を山下良美審判員（36）が担った。Ｊ1の試合で女性が主審を務めたのは初めて。5万人を超える観衆が集まる中、攻守が激しく入れ替わる展開でも落ち着いた笛でコントロールした。

　激しいプレーが増えた後半に3枚のイエローカードを出したが、終了直後には選手と拳を合わせて笑顔を見せる場面もあった。試合後、「Ｊ1のフィールドに立てて、大変光栄。今後もＪリーグの発展のため、試合に真摯（しんし）に向き合っていきたい」と談話を出した。

　京都の曺貴裁（チョウキジェ）監督は「女性主審が堂々と笛を吹いたのは、サッカー界にも社会にも喜ばしい」と話した。

　山下審判員は女性初のプロ契約。11月開幕のワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会の主審候補に日本からただ1人選ばれている。

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