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Wednesday, June 22, 2022

米国株、ダウ反落で始まる 金融引き締めへの警戒で - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=張間正義】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落で始まり、午前10時時点は前日比173ドル53セント安の3万0356ドル72セントで推移している。前日に641ドル高と大きく反発した反動で売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が22日午前に米上院銀行委員会で証言に臨み、インフレ抑制に努める姿勢を強調した。金融引き締めが景気を冷やすとの見方は根強く、株売りを促している。

パウエル議長は証言の冒頭で「過去1年、インフレ率は明らかに予想外に上振れしており、一段のサプライズが待ち受けている可能性がある」と物価高騰への警戒を強調した。継続的な利上げが適切だと指摘し、インフレ抑制に機敏に対応する方針を掲げた。もっとも、内容そのものには新味はなく、冒頭発言の後は米株相場は下げ渋る場面もあった。

今週は複数の米金融機関が年内に景気後退入りする確率を引き上げた。個別では景気敏感や消費関連株の下げが目立ち、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスとスポーツ用品のナイキが安い。アナリストが投資判断を引き下げた化学のダウも売られている。米原油先物相場の下落を受け、石油のシェブロンが大幅に下げている。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に3営業日ぶりに反落して始まった。

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