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Sunday, June 19, 2022

「日本にサッカー文化を根付かせたい」丹羽大輝が岡崎慎司らと“ガチンコ”サッカー教室 - スポーツ報知

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 元日本代表DF丹羽大輝=スペイン4部相当・セスタオ=が、「ガチンコ真剣サッカー教室」を19日、神戸市西区の「Basara Village Green」で開催した。同FW岡崎慎司=スペイン2部・カルタヘナ=、GK清水圭介=C大阪=とともに、各ポジションに特化したプロの技を教える異質のサッカー教室を計画し、38人の中学1年生を招待した。

 丹羽は「技術はもちろん、考え方、メンタリティーも、子供たちに伝えました。(21―22年シーズンから)スペインに行ったことで、日本にサッカー文化を根付かせたいと感じているので、その一環として今回の活動を行いました」と趣旨を説明。スペインでは、サッカーボールを持った息子とともにレストランで、店員や他の客に「一緒にボールを蹴ろう」と声をかけられた。日常のいち場面からもサッカーが生活の一部として浸透していることがわかるスペインと、日本との差に衝撃を受けた。その差を少しでも埋めていくために、まずは本格的な指導に触れ合う機会を子供たちに提供した。

 練習スタートから、DF部門では丹羽が守備時の姿勢について指導。敵へのアプローチ時、体を折り曲げて低い姿勢でボールに寄せる子供たちに「姿勢は高い方が、一度体を起こす時間のロスがない分、速く(相手の動きに)対応できる。低くするのは、ボールを近くで見るため。じゃあ姿勢を起こしたままでも、ボールを見ることができれば、高い姿勢で対応できる」と指導。プロ生活の中で、自らが感じ、自らの経験則を伝えた。

 またFW部門の岡崎も、欧州の第一線で学んできたストライカーの極意を伝授。動き出しのタイミングなどを具体的に伝えた。「FWは一番(具体的な)結果を残さなければいけないポジション。FWだけなら、その苦しみを分かち合いながら話せる。その手段を一つずつ教えた」。岡崎らしさがにじんだのが、自身にパスがくる確率が低い場面でも、常にゴールを狙う動きを繰り返すことを指導していた点。「自分と関係がない時に、DFは目を離す。その時に(FWが)準備しているかどうかで、全然違う」と、自身が大切にしていることを伝えた。

 GK部門の清水も、ポジション柄もあり専門的な指導を受ける機会が少ない子供たちを、丁寧に指導。「GKはポジショニングがすごく大事。小学生から中学生になって、ゴールもボールを大きくなる中で、中学1年生が最初にぶつかる壁だと思う。そこは細かく伝えた。GKはすごく楽しいんだ、と思ってくれたらうれしい」と語り、充実感をにじませた。

 指導は約2時間半におよんだが「きょう1日だけでは、子供たちは変わらないと思う。ただ継続していけば、きっと変わる。このサッカー教室も、継続していければいい」と語った丹羽。日本にサッカー文化を根付かせるために、サッカーゴールの寄付なども計画中だという。一歩ずつでも日本サッカーを進歩させていくために、地道な活動にも真正面から向き合っていた。

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