世界で電気自動車(EV)の開発競争が激化し、自動車業界は「100年に1度」の大変革期に突入した。EVシフトが進めば自動車の部品点数は大幅に減る。日本の自動車産業を支えてきた部品メーカーは生き残ることができるのか。最前線を取材した。
続けても「先がない」
半世紀以上にわたって自動車エンジン用のアルミニウム鋳造機の開発・製造を手掛けてきた大阪技研(大阪府松原市)は2021年2月に会社を閉め、自己破産を申請した。
「自動車メーカーのEVシフトは目に見えていた。このままエンジン周りの事業を続けても、先行きは厳しい。早く決断しなければ、従業員に退職金すら払えなくなる」。社長だった大出竜三さんは毎日新聞の取材にこう説明する。
きっかけは主力取引先であるホンダとの間で進めていたエンジンの新規開発プロジェクトが21年になって突如、中止になったことだ。当時は新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車販売に逆風が吹いていた。大出さんは「ホンダが開発力をEVに集中し始めた」と直感した。
読みは正しかった…
からの記事と詳細 ( EVシフト加速で「廃業」? 始まった部品メーカーのサバイバル - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/OeVKEgp
No comments:
Post a Comment