震度6強の揺れを観測した先月の地震で一部の区間が不通となっている東北新幹線は、仙台と岩手県の一ノ関の間で運転を再開しました。
先月16日の地震で、東北新幹線は列車の脱線や設備の損傷のため福島県の郡山と岩手県の一ノ関の間で不通が続いていましたが、今月2日に郡山と福島の間で運転を再開したのに続き、新たに復旧作業が終わった仙台と一ノ関の間で4日、運転を再開しました。
新青森や秋田などとの直通運転が再開されたJR仙台駅のホームでは、通勤客や旅行客などが次々と新幹線に乗り込んでいました。
通勤で利用していた男性は「地震のあとは在来線を乗り継いでいましたが、新幹線だと1時間ほど短縮されるので助かります。本当にありがたいです」と話していました。
JR東日本によりますと、4日に直通運転が再開された区間では当面新幹線の運行本数が通常の6割程度に抑えられるほか、安全を確保するため速度を落として運転するということです。
JR東日本は残りの不通区間となる福島と仙台の間について、今月20日前後の運転再開を目指しています。
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