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Wednesday, March 9, 2022

DX時代を支える電子部品メーカー、選ばれる理由や独自技術を徹底解説 - 日経 xTECH Active

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事業体制の改革で総合力を最大限に発揮

DXの加速によって、電子機器はより高度な技術が求められるようになった。京セラグループは、事業体制の革新と様々な独自技術によって、DX時代に求められる電子部品を生み出し、広範な市場に向けて提供していく。

電子部品の強みを、より広範な市場へと展開

 京セラグループは、部品からデバイス、機器、サービスやネットワークまで多岐にわたる事業を展開する、世界中でも稀有な企業体である。例えば、スマートフォンやIoT機器など通信関連事業の一例では、電子部品とこれらを搭載した端末の提供、さらに関連会社※1まで含めると通信キャリアの領域※2にまで至る。

※1 京セラコミュニケーションシステム㈱のIoTネットワーク、※2 同領域の一部のみ

 現在、同グループでは、こうした注力市場のバリューチェーンの中で、広範なビジネスをカバーする強みを最大限に生かすべく大胆な組織再編を進めている。2021年4月からは、グループ内の16の事業部門・子会社の事業を「コアコンポーネント」「電子部品」「ソリューション」の3セグメントに再編・集約。既存の部門間の壁を取り払い、総合力を発揮しやすい体制を整えた。

 電子部品の領域に注目すれば、2020年3月に完全子会社化した米AVX社との更なるシナジー発揮に向け2021年10月に社名をKYOCERA AVX Componentsに変更するとともに、新たに事業ブランドである「KYOCERA AVX」を制定。自動車や航空宇宙など、大電力を扱うコンデンサやコネクタなどの領域で世界をリードする同社のリソースを活用し、京セラの電子部品関連事業をグローバル規模で強化・拡大していくための足掛かりを作った(図1)。

図1●京セラの電子部品セグメントが扱う製品と応用市場

図1●京セラの電子部品セグメントが扱う製品と応用市場

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 元々、京セラの電子部品ビジネスは、部品を構成する材料の内製比率が高いことを強みにしてきた。電子機器の中で信号のリズムを刻み、電子機器の心臓と呼ばれる水晶発振器では、高精度化や小型・薄型化を左右する部材である水晶ブランク(人工水晶)や、信頼性を決めるパッケージ材料であるファインセラミックスなど、要所となる部品・材料を自社で開発製造する。「これまでも材料開発と部品開発を擦り合わせながら、技術的なハードルが高い開発テーマにも挑んできました。事業改革によって強みを生かせる市場はさらに拡大します」と同社マーケティング担当は語る。

 特に自動車関連においては、KYOCERA AVX Componentsとの補完的なクロスセル展開を実施。京セラの電子部品をKYOCERA AVX Componentsが保有する北米市場の販売網を活用して拡販できるようになった。さらに両社のリソースを相互利用してシナジーを引き出すことで、新たな製品や技術を生み出していく準備が整いつつある。

 加えて、生産体制の強化も進めている。次世代通信ネットワークなどに向けた積層セラミックコンデンサ(MLCC)の製造拠点である京セラ鹿児島国分工場には新棟を建設。さらに車載向けなどのタンタルコンデンサの新たな製造拠点としてKYOCERA AVX Componentsタイに新工場を立ち上げた。今後は京セラの自動化ラインをKYOCERA AVX Componentsに導入して、生産効率の底上げも図っていく。

 こうした数々の事業改革の効果は、日本市場での電子部品ビジネスにも現れてくることだろう。ここからは、特に日本市場で同社の強みが際立つ、水晶発振器とコネクタについて詳細に紹介したい。

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