
ホーム&アウェー方式となった1998年のフランス大会以降、緒戦3試合で2敗を喫した国は、漏れなく予選を通過できていない。日本は3試合終了時点で1勝2敗だったから、このジンクスをまさに地で行く、絶体絶命の危機である。 何より「解任」の声が広がる決定打となったのが、1勝1敗で臨んだ3戦目、10月7日の敵地サウジアラビア戦だ。後半26分、ボランチの柴崎岳が不用意にバックパスしたボールがセンターバック吉田麻也の背後に流れ、相手フォワードへの“絶好のパス”に。これで得点を許して敗れた。
「森保監督は疲れの見えた柴崎を後半になっても使い続け、交代させたのは失点してから。遅きに失した、あり得ない判断ミスだという集中砲火を浴びたのです」(サッカー担当記者) 批判は采配だけにとどまらず、そもそものチーム作りにまで及んでいる。 サッカージャーナリストの加部究氏によると、 「森保監督は五輪代表の監督も兼ねていましたが、それは森保監督が実力のある若手選手をA代表として積極的に起用すれば、チームに新陳代謝がもたらされるという狙いもあったはずです。ところが、現実はベテラン勢に頼る部分が大きいチームになっている」
監督を代えても
例えば、左サイドバックには五輪で活躍した中山雄太(24)がいるが、A代表で起用されたのはベテランの長友佑都(35)だった。 「なんのために五輪代表とA代表の監督を兼任し、双方に目を届かせていたのか、という話です」(同) 思えば、森保監督のクビの皮がまだ繋がっているのが不思議なのかもしれない。 「97年、代表監督だった加茂周氏は予選第4戦を終え1勝1敗2分けとなった時点で更迭され、後任を岡田武史コーチに譲りました。この数字に倣(なら)うなら、森保監督も3試合終了時に解任されていてもおかしくありません」(前出記者) メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏に聞くと、 「日本サッカーはパスサッカーを志向し、ボールを回す技術は上手くなりました。でも、それが試合の結果に繋がっていない。根本的に日本サッカーを見直さなきゃいけないと思います。日本サッカー協会が代表監督候補を育ててこなかったのも問題でしょう。場当たり的に監督の首をすげ替えたところで、上手くいくはずがありませんよ」 ドーハから28年。再び悲劇が起こりそうな気配。 「週刊新潮」2021年10月21日号 掲載
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