田村秀男の経済正解
「恒大」機に慢性化する中国金融危機
中国の不動産業大手、恒大集団の巨額債務返済不安は、中国金融危機慢性化を告げる。習近平政権は強権によって当面、国内信用崩壊を回避できるかもしれないが、死角がある。共産党の統制から外れる対外債務が膨張を続けているのだ。
恒大集団の負債は円換算で約33兆円だが、総額で約4300兆円に上る中国の民間(家計・企業合計)負債総額の0・75%にすぎない。その債務不履行(デフォルト)不安が大問題となるのは、恒大に限らず中国の不動産大手が巨額の債務返済を迫られているからである。恒大などは銀行借り入ればかりではなく、高利回りを売り物にする理財商品でカネを集め、不動産開発を行ってきた。習政権は手っ取り早い経済成長底上げ手段として不動産開発を中心とする上物(固定資産)投資に依存し、住宅ブームを演出してきた。
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