[東京 30日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が想定されている。前週末の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄で買い戻しが先行するとみられている。ただ、今週末は重要経済指標を控えているほか、明日は月末安のアノマリーが意識されているため、買い一巡後は様子見ムードが広がるとみられている。
日経平均の予想レンジは2万7700円─2万7900円。
前週末27日の米国株式市場は上昇した。パウエルFRB議長は米年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演で、テーパリング(量的緩和の縮小)開始時期について、年内が適切との見方を示しながらも、具体的な時期については明言を避けた。金融引き締めを急いでいないとの見方が広がり、S&P総合500種指数とナスダック総合指数は終値で最高値を更新した。
現在のドル/円は109.85円付近で、前週末午後3時時点の109.99円とほぼ同水準。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)清算値は2万7855円と前日の現物終値から約213円高い水準となった。日本株は米株高を好感して買い優勢で始まるとみられる。27日のフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が反発し前営業日比1.96%高となったことも、日経平均の値がさハイテク株の支えとなりそうだ。
ただ、日経平均は7月に11カ月連続となった「月末安」のアノマリーが継続するかに関心が寄せられている。「米株高を好感した買いが一巡した後は、アノマリーを意識した手じまい売りで上値が重くなる可能性がある。積極的な買いは継続しないだろう」(国内証券)という。
主なスケジュールでは、国内で7月商業動態統計(経産省)、米国では8月ダラス連銀製造業景況指数が発表される予定。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27641.14 30714.52 26954.81
-101.15 2021年2月16日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物9月限 27855(円建て)
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