【ワシントン=塩原永久】23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前日比238・20ドル高の3万5061・55ドルと史上最高値を更新して取引を終えた。好調な企業業績や景気回復への期待感から買い注文が優勢となり、終値で初めて3万5000ドルの大台を超えた。 ダウ平均は4日続伸。米企業の4~6月期決算で好業績が相次いでおり、相場を押し上げた。 週明け19日には新型コロナウイルス変異株への警戒感から大幅下落し、終値が3万4000ドル台を割り込んだ。だが、欧米で厳格な感染防止策が広がっておらず、投資家心理が改善。底堅い景気回復への期待も相場を支えている。 ハイテク株主体のナスダック総合指数も152・39ポイント高の1万4836・99と最高値を更新。幅広い銘柄のSP500種株価指数も44・31ポイント高の4411・79と最高値で終えた。
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