各種配管に用いられる管継手のサプライヤーである株式会社テクノフレックス(東京都台東区)の連結子会社である株式会社チューブフォーミング(神奈川県横浜市)は、ベトナムでの生産について検討を開始した。
チューブフォーミングは、金属パイプの塑性加工技術により、自動車や産業用ロボットなどに用いる金属パイプ部品の製造・販売を手掛けており、日本国内に3つの工場(横浜工場、静岡工場、長野工場)を有する。
日本国内大手の自動車部品メーカーや産業用ロボットメーカーを中心に、多くの企業がチューブフォーミングの金属パイプ部品を採用しているが、年々価格競争が激しさを増す中でコスト削減による価格競争力の強化が課題となっており、以前から対策を検討してきた。
こうした中、チューブフォーミングはコスト削減を目的として、テクノフレックスの連結子会社であるTFベトナム(TF(VIETNAM)、ホーチミン市)に一部の自動車向け金属パイプ部品の生産を委託することについて、検討を開始した。
TFベトナムは、テクノフレックス向けに金属製のフレキシブル継手などを生産する海外の製造子会社で、市街地に近い立地から人材確保に優位性を有し、生産コストの低減に効果を発揮している。2020年にはベトナム第3工場を建設し、生産力の拡大とコスト削減を進めている。
今後は、TFベトナムに生産を委託する自動車向け金属パイプ部品の選定、ベトナム工場の技術者育成、導入する設備の検討などを進め、2023年に工場面積1000m2、従業員30人規模での生産開始を目指す。
からの記事と詳細 ( テクノフレックス子会社、ベトナムで自動車部品の生産を検討［日系］ - VIETJOベトナムニュース )
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