本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.45円
↓下値メドは107.17円
5日(金曜)のマーケットも円安続行
107.95円でオープンしたドル/円の下げは浅く、安値は107.82円まで。東京時間午後には今年初となる108円台に乗せ、NY時間は米2月雇用統計が良好だったこともあり、昨年6月以来約9ヵ月ぶりとなる高値108.64円をつけました。8営業連続の高値更新を達成したあとはやや失速して、終値は108.38円。
マーケットは円安と同時にドル高で、ユーロ/ドルは昨年11月26日以来となる1.1894ドルまで下落(ユーロ安/ドル高)。NY市場のダウ平均は、一時650ドルを超える上昇で4日ぶりに反発。原油先物相場は、世界景気回復期待で大幅続伸して66ドル台。原油価格はコロナ流行前の水準を回復しています。
マーケットが今、いちばん注目しているのは米長期金利。5日の米10年債利回りは一時1.62%前後と昨年2月以来の高水準をつけました。長期金利の急上昇ついて質問を受けたパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「市場が米国経済の明るい見通しを織り込むことは妥当なことだ」と答えました。FRBには金利を押し戻すつもりはないのです。なぜか?この状況が持続するとFRBが考えていないこともありますが、慌てて反応することで、せっかく芽生えてきたインフレ期待を台無しにしたくないからです。
緩和縮小に向かうことが「タカ派」なら、FRBは「ハト派」。しかしFRBがハト派でいられる期間も残り少ないかもしれません。米国の2月雇用統計は良好で、雇用者数は予想を大きく超える伸び。マーケットではドルショートのポジションの手じまいが加速。金利差期待による円安、ドル買い戻しによるユーロ安が強まりました。
2月米雇用統計の結果はどうだったか? 詳細は次ページをご覧ください。
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
主要指標 終値
出所:楽天証券作成
今日の一言
ギャンブラーなら誰でも生き残るすべを知っている。どのカードを捨てて、どれを残すのか。どんなひどい手でも勝つことがある、どんなに良くても負けるときもある。
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