エアレースパイロット室屋義秀さんと県立テクノアカデミーの学生が連携して機体部品を開発する「リアルスカイプロジェクト」の成果発表会が３日、郡山市のテクノアカデミー郡山で開かれ、学生が開発した部品を紹介した。
室屋さんは「プロが思い付かないような発想の設計で、性能も良くできている」と評価。エアレース復活を見据え「来年からレースが始まるので、この通り性能が上がれば買いたいくらい、すごい成果だ」と話した。
室屋さんが代表を務める航空マーケティング会社「パスファインダー」と県が産業人材育成を目的に結んだ協定に基づくプロジェクト。
学生らが昨年６月から、機体前方のプロペラの下にあり、機体の内部に空気を取り込んでエンジンの燃焼効率を上げる「吸気口」の開発に取り組んできた。
テクノアカデミー郡山の三浦侑大さんと渡部颯馬さん、テクノアカデミー浜の佐藤陸空さんと渡辺陵さん（いずれも２年）が登壇。設計や製作、機体への取り付け、効率的に空気を取り込むかどうかを確かめる「風洞実験」などを重ねてきたことを報告した。今後は、圧力測定などの工程に進み、室屋さんが操縦する機体への搭載を目指す。
室屋さんの講演も行い、夢を持つことの大切さや職業観について語った。学生ら約１００人が聴講した。
からの記事と詳細 ( 室屋義秀さん「素晴らしい発想」学生開発の航空部品 郡山で発表 - 福島民友 )
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