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カメラを小型、軽量化したことでロボットに直接搭載
オムロンが新たに発売した3Dビジョンセンサー「FH-SMDシリーズ」は、ロボットへの搭載を想定したカメラであり、2019年のIIFESで参考出展したものを製品化したものだ。 従来の3Dビジョンセンサーはサイズが大きく、ロボットに直接搭載できず、架台など専用の取り付け設備が必要な場合が多かった。しかし、カメラを小型化、軽量化したことでロボットのハンド部分への搭載を可能とした点が特徴だ。外形寸法は、高さ53mm×幅110mm×奥行き77mmで、質量は約570gとしている。加えて、検出スピードは同社調査では最速で0.4秒で、ロボットのピッキング動作を人と変わらず円滑に行えるようにした。 カメラの小型化と高速認識を実現できた理由として、オムロン インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 商品事業本部 センサ事業部 画像PMG 経営基幹職の中下直哉氏は、独自のパターン照明により少ない撮影回数で撮影できるようにした点と、少ない撮影データで一致する3次元データを見つけられるサーチ技術の2つを挙げる。 「従来の3次元画像認識技術では、位相シフト方式などが採用され、3次元認識を行うのに何枚もの画像データが必要だった。オムロンでは新たに構造化照明方式を採用し、照明に専用パターンを加え、このパターンの変化から1枚の撮像でも3次元点群を認識できるようにしている。この撮影枚数の低減が、カメラの小型化に貢献した。また、オムロンが以前から展開する2次元センサーのノウハウを生かし、少ないデータ容量でも得られた特徴データと似たデータをマッチングする技術を活用した。これにより、小型で高速、高精度なマッチングが可能となった」と中下氏は語っている。
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