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Tuesday, February 16, 2021

NY円、続落 1ドル=106円00~10銭で終了 4カ月ぶり安値 - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=横内理恵】16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、前週末比1円15銭円安・ドル高の1ドル=106円00~10銭で取引を終えた。米長期金利の上昇が加速し、日米金利差の拡大を手がかりとした円売り・ドル買いが優勢だった。引け間際に円売りが加速し、106円08銭と昨年10月以来、4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

米長期金利の指標である10年債利回りが1.31%と1年ぶりの高水準で終えた。米政府による大型の追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチンの普及により、他の先進国よりも米国の景気回復が先行するとの見方が強まっている。日米金利差がさらに開くとの観測から円売り・ドル買いが勢い付いた。

16日は米ダウ工業株30種平均が過去最高値で終えた。投資家が運用リスクを取る動きが強まり、低リスク通貨とされる円が対主要通貨で売られたことも円の対ドル相場の重荷だった。

この日の円の高値は105円53銭だった。

円は対ユーロで4日続落し、前週末比1円20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=128円35~45銭で取引を終えた。欧州経済研究センター(ZEW)が発表した2月のドイツの景気予測指数が市場予想を大幅に上回った。米欧の景気回復期待で投資家のリスク選好が強まり、対ユーロでの円売りを招いた。一時は128円39銭と18年12月以来の円安・ユーロ高水準を付けた。

ユーロは対ドルで続落し、前週末比0.0015ドル安い1ユーロ=1.2100~10ドルで終えた。米長期金利の上昇を受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。朝方にはユーロが上げる場面もあった。ユーロ圏の経済指標改善に加え、米株高と原油高を背景に投資家が運用リスクを取る動きを強め、流動性が高く、リスク回避時に買われやすいドルに売りが出た。

ユーロの安値は1.2095ドル、高値は1.2151ドルだった。

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