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Friday, January 22, 2021

手越祐也から親友・内田篤人へのメッセージ「日本色に染まってほしくない」 日本サッカー改革論(REAL SPORTS) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ

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Jリーグはもっとエンタメの意識を持って、メディアを利用しないといけない

――手越さんから見て、日本サッカー界がさらに発展していくためには、まず何が必要だと思いますか? 手越:まずメディアへの対応を変えた方がいいと思いますね。自分もいろいろと取材させてもらって感じたことなんですけど、例えばJ2の時の湘南ベルマーレに取材に行ったんですよ。当時湘南にいた遠藤航選手(現シュトゥットガルト)。俺がJ2のクラブだったら、少しでも露出を増やして、選手の知名度を上げて、集客を増やしたいなって思うわけ。J2に地上波のテレビ局が来てくれるのは大きなチャンスじゃんって。芸能界で例えるならば、オリコンでまだ20位くらいしか取ってないアイドルがテレビ番組に出られるとなったら絶対にかぶりつくわけですよ。  それで朝9時くらいに湘南のクラブハウスまで取材に行って。そうしたら前日の試合でケガをしたから取材を受けさせられないと。いや、ケガしてもしゃべれるじゃんって。結局取材はドタキャンになって。それで遠藤選手がすみませんと謝りに来たんですよ。 ――謝りには来られるわけですよね。 手越:そうそう。でもそれって遠藤選手が謝ることじゃない。遠藤選手はあくまでも試合でケガしちゃったわけだから。クラブがよくないって思うわけですよ、謝るんじゃなくて取材を受けさせてよって。Jリーグがプロ野球くらい毎試合観客で埋まってればいいですよ。でも実際そうじゃないわけですよね。選手の給料を払うためには集客は大事だし、集客することによってグッズも売れて、さらにメディアも来るわけじゃん。もっとメディアの影響力を利用するべきだと思います。 ――選手というよりも、クラブが考え方を変えないといけないと。 手越:そうですね、クラブが考え方を変えないといけないと思います。スポーツはエンターテインメントなんだということを意識しないと。これはもうメジャーリーグだろうがNBAだろうが、集客があるからメディアが来るしスポンサーがつく。そこから選手の給料を払うわけだから。やっぱりもっとメディアをうまく利用すればいいのになってすごく思います。 ――内田篤人さんがシャルケに在籍していた時、取材に行った日に肉離れをやったんですけど、普通にご飯を食べながら取材を受けてくれました。クラブとしても、自分でちゃんとやれるんだったらOKとしているわけです。でも確かに日本だとその日にケガしたら取材はキャンセルになりますね。 手越:ケガしたらしゃべれないという理由が俺にはよくわからない。そこは変えた方がいいなって思います。 ――エンターテインメントの意識が低いと。 手越:低いですね。やっぱりスポーツだろうが芸能だろうがエンタメだから。客がいてなんぼなわけだから。集客を増やしてくれるメディアの力はもっと頼らないといけないし、もっと使わないと。サッカー選手の給料は高いとはいえないじゃない、他のスポーツに比べて。常に身体に対してストイックでケガも隣り合わせのスポーツなのに給料が安いのは変えていかないと。もっと恵まれた生活をしてもいいのかなって思います。

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