近日公開が予定されているiOS 14.4とwatchOS 7.3の組み合わせから、日本にもApple Watchで心電図アプリ(ECGアプリ)が提供されることがわかりました。同時に「不規則な心拍の通知機能」(Irregular Rhythm Notification=IRN)も実装されます。ECGアプリはApple Watch Series 4から、IRNはSeries 3以降から利用できます。
ECGの実装において日本は遅れていましたが、昨年(2020年)9月に医療機器認証を受けていました(認証を受けたのはApple Watch本体ではなく2つのアプリです)。
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ECGアプリは心拍数と消費カロリーをオンデマンドで測定でき、ユーザーはその結果をもって医師と対話が行なえます(iPhoneのヘルスケアアプリで心電図データをPDF化可能)。ヘルスケアアプリに含まれるそのほかの健康状態も参照することで、常にベストな診療を受けられるのがメリットです。
すでにECGアプリ・IRNが提供されていた国々から、心臓に問題を抱えている人の命をApple Watchが救ったというニュースが幾度となく報道されていますね。
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心房細動(不整脈の一種)は、早い段階で治療を受けることで脳卒中を起こす危険性が下がりますが、初期に発見されることは極めて稀といいます。Appleはスタンフォード大の医学部と共同で44万人もの被験者からデータを採取、心臓研究でも類を見ない大規模な臨床実験を行なうなど極めて慎重にこの機能を実装し、検出精度は9割を超えるといいます。
Apple Watchがひとりでも多くの人の命を救うきっかけとなり得る重要なアップデートは「近日中」とアナウンスされています。ヘルスケアデータを外来で活用できるようになれば、人手不足で混乱する医療現場にも大きな手助けとなりそうですね。
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