4日の東京株式市場は、欧米株高を受け主力株中心に幅広く買い優勢の展開となり、日経平均は大幅続伸となりそうだ。2万3000円台後半まで水準を切り上げる公算が大きい。注目の米大統領選はバイデン氏勝利との見方が強まるなか、大型の財政出動期待を先取りする形でNYダウが2日、3日と連日の大幅高に買われており、このリスク選好の流れを引き継ぐことが想定される。NYダウは2日の400ドル超の上昇に続き、3日も一時700ドル近い上昇をみせるなど、上げ足を一気に加速させた。これに先立って欧州株もリスクオンの流れが顕著となっている。今回、上院も民主党が勝利するトリプルブルーへの期待感も強い。ただ、勝敗のカギを握る激戦州のフロリダなどの結果次第で状況の変化が予想され、まだ予断は許さない局面にある。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に急増した郵便投票を巡り、トランプ氏側が負けても法廷闘争に持ち込むとの思惑があり、株式市場はこれを横目に不安定な動きを強いられることも考えられる。
3日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比554ドル98セント高の2万7480ドル03セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同202.961ポイント高の1万1160.572だった。
日程面では、きょうは10月のマネタリーベース、日銀金融政策決定会合の議事要旨(9月16~17日開催分)、10年国債の入札など。海外では、FOMC(~5日)、10月のADP全米雇用報告、10月の米ISM非製造業景況感指数、10月の財新中国非製造業PMIなど。
からの記事と詳細
https://ift.tt/32dglIB
ビジネス
No comments:
Post a Comment