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Sunday, July 19, 2020

久保建英“マジョルカ”後の未来「左利きの右インサイドハーフ」(サッカー批評Web) - Yahoo!ニュース

現代フットボールにおいて、トップ下というポジションは事実上消滅している。「世界最高のトップ下は、ボールロスト後のプレスだ」。ユルゲン・クロップ監督は、かつて、そう語っていた。攻守一体のスタイルで2018-19シーズンのチャンピオンズリーグを制したリバプールでは、まさにその戦い方が体現されていた。 久保建英の「殺すドリブル」はこちら

■プレーメーカーの居場所

 それでは、現在、プレーメーカーが置かれるのは、どこか。インサイドハーフである。  チャンピオンズリーグで3連覇を達成したレアル・マドリーで、ゲームメイクを行っていたのはルカ・モドリッチとトニ・クロースである。彼らは【4-3-3】の左右インサイドハーフに配置され、ダブルトップ下的にガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの「BBC」を操った。  ここでは、より狭義の「左利きの右インサイドハーフ」に注目する。久保建英、マルティン・ウーデゴール、ファビアン・ルイスといった選手が、そのポジションで躍動している。  ただ、そのプレースタイルは多様性に富む。

■神童のブレイク

 ウーデゴールは今季、レアル・ソシエダで萌芽の時を迎えた。16歳でレアル・マドリーに移籍して、「神童」と持て囃(はや)された男は、ヘーレンフェーン、フィテッセへのレンタルを経て、戦える選手になった。プレー強度の高いリーガエスパニョーラ1部で、肉弾戦を厭わない。  ウーデゴールのブレイクを紐解く時、見逃してはならないのは右ウィングのクリスティアン・ポルトゥとの関係性だ。フリーランの上手いポルトゥが、相手のサイドバックやセンターバックを引き付け、スペースをつくる。右サイドの空いたスペースに、ウーデゴールがスッと動いて、前向きな状態でボールを受ける。  左利きのウーデゴールが右サイドでボールを持つ。それは無数の選択肢を持つことを意味する。ドリブル、パス、スルーパス、アーリークロス、カットインからのシュート...。それが、そのままレアル・ソシエダの攻撃の形となっている。裏を返せば、そのメカニズムをつくったことが、ウーデゴールとイマノル・アルグアシル監督の勝利だと言えるだろう。  一方、ファビアンは、ナポリに移籍してからカルロ・アンチェロッティ前監督やジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下でインサイドハーフを主戦場としている。  そもそも、ベティスのカンテラーノであるファビアンを、トップクラスの選手に仕立て上げたのはキケ・セティエン監督だ。セティエンのチームで、ファビアンは最終ラインに下がり、ビルドアップに参加した。マドリーにおけるクロース的な役割を担い、ベティスの後方からの球出しを容易にしていた。  だがナポリでのファビアンは違う。特に、いま、ファビアンのプレーは、より高い位置で特徴が現れる。ピッチを5分割した時の、端から2番目のスペース、いわゆる「ハーフスペース」の使い方が絶妙なのだ。  右ウィングのホセ・カジェホンがボールを持ち、ハーフスペースにファビアンがランニングする。そのファビアンを、相手はなかなか捕まえられない。そうして数的優位をつくり、サイドから中央を攻略していくのがナポリのひとつの攻撃パターンになっている。

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